肝臓内科

肝機能の数値で引っかかった方は再検査が必要です

肝機能の数値が引っかかった方は当院で再検査を!肝臓は生命を維持するのに非常に大事な臓器です。肝臓の病気は自覚症状に乏しく、気づいたときには手遅れであることもしばしばあります。肝機能の数値で引っかかった場合、症状が無いからといって放置しておくことはお勧めできません。肝臓専門医による診察を受け、適切な診断を行う必要があります。

ウイルス性肝炎外来を行っています

肝炎ウイルス検査を行っています当院は肝炎ウイルス検査実施医療機関です。

血液検査で指摘された、御家族にウイルス性肝炎を指摘された、ウイルス性肝炎を調べてほしい方はご相談ください。
血液検査や腹部エコー検査を行い、精査を行います。
また近隣病院でB型肝炎、C型肝炎で通院されており、かかりつけ医をお探しの方は当院にご相談ください。
定期処方や血液検査および腹部画像検査を行って参ります。

肝機能障害の種類

ウイルス性肝炎

B型肝炎

B型肝炎は母子感染やウイルス感染者の血液・体液を介して感染します。
ワクチンでの予防が可能です。B型肝炎ウイルスに感染した場合、多くは臨床的寛解状態というB型肝炎ウイルスを検出しない状態に移行しますが、中には持続感染し無症候性キャリアや慢性肝炎となり、肝硬変に進展します。当院では適切にB型肝炎の状態を把握し、治療を行います。
B型肝炎は肝臓がんの発がんのリスクがあると知られており、当院では半年に1回は血液検査と腹部画像検査を行い、肝臓がんの早期発見に努めます。
免疫抑制薬(ステロイド)や化学療法(抗がん剤)を使用される場合はB型肝炎のチェックが必要となります。当院でB型肝炎の状態を把握することが可能ですので気軽にご相談ください。

C型肝炎

C型肝炎はウイルス感染者の血液・体液を介して感染します。
近年C型肝炎は治療が可能となりました。治療を受けていない方はご連絡ください。またC型肝炎に対して治療が完了しても、肝臓がんの発がんリスクが高いことが知られております。
治療後の経過観察が非常に大事であり、当院では半年に1回は血液検査と腹部画像検査を行い肝臓がんの早期発見に努めます。

アルコール摂取による肝障害

長期にわたる多量飲酒により発症します。慢性肝炎を経て肝硬変に至ります。
治療は断酒となります。

非アルコール性脂肪性肝疾患

アルコールを全くまたはそれほど飲まない人も、脂肪肝になることがあります。
肥満、2型糖尿病、高血圧や高脂血症が原因で脂肪肝となり、ここに様々な要因が加わると非アルコール性脂肪性肝炎となります。中には慢性肝炎を経て肝硬変に至り、肝細胞がんの発がんリスクとなることが知られています。
近年増加してきており、健康診断や健康診査で肝機能障害を指摘された場合は注意が必要です。当院にご相談ください。

薬物性肝障害

抗菌薬、痛み止めなどの治療薬や健康食品、サプリメントでも起こる可能性があります。原因薬物の中止が治療です。症状は様々で、食欲不振や黄疸で気づかれることがあります。

自己免疫性肝炎

自分の免疫担当細胞が肝臓を攻撃してしまう膠原病の一つです。多くは無症状で、放置すると肝不全に至る病気です。診断には問診、血液検査や肝生検が必要となります。健康診断や健康診査で肝機能障害を指摘された場合は当院にご相談ください。またステロイドなど免疫抑制剤を使用し加療することが可能です。

原発性胆汁性胆管炎

原因不明の胆管障害のため胆汁の流れが滞ってしまい、肝機能障害を起こす病気です。
血液検査、腹部画像検査や肝生検で診断を行います。健康診断や健康診査で肝機能障害を指摘された場合は当院にご相談ください。また投薬加療することが可能です。

肝硬変

ウイルス性肝炎、アルコール性肝炎、非アルコール性脂肪性肝炎、自己免疫性肝炎や原発性胆汁性胆管炎により肝硬変に至ることがあります。
初期は自覚症状はありませんが、病状が悪化すると黄疸、皮膚掻痒感、こむら返り、腹水貯留や意識障害が起こります。当院では肝硬変に対して投薬加療を行い、肝機能を維持することに努めます。

肝腫瘤

肝嚢胞

通常は無症状です。腹部画像検査で偶然発見されることが多いです。大きくなることがあり、定期的に画像検査が必要になります。当院では腹部エコー検査や必要があれば病院と連携しMRI検査を行います。

肝血管腫

通常は無症状です。腹部画像検査で偶然発見されることが多いです。肝細胞がんとの鑑別が重要であり、当院では腹部エコー検査や必要があれば病院と連携しCT検査やMRI検査を行います。

肝がん

B型肝炎、C型肝炎による慢性肝炎・肝硬変患者に発症することが多いですが、近年脂肪性肝炎からの発がんが増えてきています。根治治療を行っても再発することが多く、定期的なCT検査やMRI検査が必要となります。

肝炎の診断方法

肝炎の診断方法問診、血液検査(肝炎ウイルスマーカー、自己抗体の測定)、腹部エコー検査を行います。必要があれば病院と連携しCT検査やMRI検査を行います。

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